長野県 パワースポット

2千年前から続く…戸隠神社誕生秘話

2023年11月23日 / 17925

こんにちは。
日本の神々編集部です。

今回のお話は、長野県に古くからある
戸隠神社の誕生エピソードについてです。

戸隠神社の由来

あなたは戸隠神社という神社を知っていますか?

戸隠神社の漢字を分解すると「戸」を「隠」す、となります。
ここに戸隠神社の由来が隠されているのです。


アマテラス、ツクヨミ、そしてスサノオは
誕生すると、それぞれに役目が与えられました。

アマテラスとツクヨミは、太陽と月ですから
天上の世界の統治を任され、
スサノオは海原、すなわち地上の世界を任されます。

しかしスサノオは「お母さんに会いたい」と駄々をこね続け、仕事を放棄。

それを見たイザナギは「もういい!お前は追放だ!」と激怒します。


追放されたスサノオは、お母さんに会いに行く前に
アマテラス姉さんに挨拶に行くことにしました。

しかしアマテラスは、すごい勢いで自分の国に迫るスサノオを見て
「乗っ取りにきた・・・」と勘違いし、武装して
「これ以上近づくな!」と宣言するのでした。

スサノオは「お姉ちゃんに挨拶に来ただけだよ!」と弁解するのですが
アマテラスは疑っています。

占いによってお互いの言い分を見極めることになり
結果、スサノオには邪心がないということがわかるのですが、
それで調子に乗ったスサノオは、
神聖な場所にウンコをまき散らしたり、イタズラに明け暮れます。
挙句の果てには、
アマテラスお気に入りの機織り女が亡くなってしまいました。

「もう限界・・・」と、アマテラスは岩戸に隠れてしまいます。
しかしアマテラスは太陽そのものなので、
世界は暗くなり、人々は困り果てました。

そこで八百万の神々は、知恵の神オモイカネを中心に、
解決策を話し合います。

そして出た答えが・・・
「祭をやろう!」


オモイカネは、天児屋(あめのこやね)・布刀玉(ふとたま)
アメノウズメ・天手力男(アメノタヂカラ)らに役割を与えて
祭を実行します。

結果アマテラスは、天手力男によって連れ戻されました。
そして天手力男はその怪力を活かし、アマテラスが再び隠れないよう
なんとその岩戸を隠すために、ぶん投げたのです!!

投げた位置がちょうど、戸隠神社だとされています。

だから戸隠神社のご祭神は、天手力男なのです。
神社の成り立ちに神話が関わっているなんて、
とても面白いですよね。