この大穴牟遅神の「大穴」に注目すると…
「大穴」とは、蛇の生きる場所のこと。
つまり、大穴牟遅神という名前から、
大国主は蛇神だったという側面が浮かび上がってくるのです。
また他には、
大国主が国作りをする際に
少彦名神が去った後、
大物主という神様が登場するのですが…
実はこの大物主は、日本書紀によると
大国主の
幸御魂(さきみたま)
奇御魂(くしみたま)
であるということが明らかにされているのです!
これはつまり、大物主は大国主の一部だということ。
そしてこの大物主は、大神神社(おおみわじんじゃ)
という神社に祀られており、
なんとこの大神神社には、
大物主が【白蛇の化身】であるという伝承が
残されており、
巳の神の杉(みのかみのすぎ)に
蛇の大好物である
卵をお供えする風習があるくらいなのです。
そしてその卵、
ご利益があるから持って帰ってもいいという
噂もあるそうです。
今回の内容をまとめると、
✔大物主は大国主である。
(幸御魂・奇御魂より)
✔大物主は蛇神である
(大神神社の伝承と伝説)
つまり、大国主も蛇神であるということが
考えられますね。